2023.10.12

OPPシートとは？特長や主な用途をご紹介！

製菓の包装、ケーキ用のフィルムなど、食品の包装に使用されるアイテムの1つが「OPPシート」です。OPPシートは、素材である「OPPフィルム」の持つさまざまな特性から、幅広い用途に使用できます。OPPシートには非常に多くの種類があるため、包装するものや用途に応じたものを選ぶことが重要です。
本記事では、OPPシートの特長やタイプ、おすすめの商品を紹介します。

OPPシートとは

OPPシートとは、OPPフィルムをシート状にしたものを指します。OPPフィルムの「OPP」は「Oriented Polypropylene(オリエンテッドポリプロピレン)」の略で、正式名称は「二軸延伸ポリプロピレン」です。
ポリプロピレンを縦と横の2方向に引き延ばして作られています。OPPフィルムは透明度が高く、コシがあり耐久性に優れている点が特徴です。

OPPシートの特長

OPPシートはOPPフィルムの持つ性質から、さまざまな用途に使用されます。主なOPPシートの特徴について解説します

高い透明度

OPPシートはポリプロピレンフィルムの中でも高い透明度を誇ります。ラッピングした内容物がしっかり見えるのが特長です。ディスプレイした商品の見栄えを良くしたり、中身をはっきりと見せたりすることでお客様に安心感を与えられます。
開封前に中身が見えることから、開封率を上げる目的でパンフレットや資料の梱包材、印刷物の郵送袋としても利用されています。

高い耐久性

OPPシートは、高い耐久性を誇ります。重いものを包んでもシートが破れることがなく安心です。引っ張りへの耐性や耐摩耗性も高いため、摩擦によってフィルムに穴が開いてしまうこともほとんどありません。輸送するものの梱包材としても向いています。

ただし、OPPシート同士を熱で接着している部分は裂けやすいことに注意しましょう。具体的には、袋など熱で接着している部位があるものは裂けやすいとされます。

耐水性・防湿性

OPPシートはプラスチック素材でできているため、耐水性や防湿性を有しています。そのため、ホテルのアメニティや輸送品の梱包材など、濡れる可能性があるアイテムの包装にも向いているでしょう。
また、内部の水分を外部に漏らしにくい点も特徴です。OPPシートで花や生鮮品など水分を持ったものを包装すれば、外に湿気がもれたり、内側の中身が湿気を吸ってしまったりすることがありません。湿気から守りたいお菓子や野菜、果物などの包装にも向いています。

印刷対応

OPPシートは印刷の色が乗りやすく、紙と同じように印刷できます。華やかなデザインで商品をアピールしたいとき、パッケージデザインをブランディングに使用したいときに向いているでしょう。印字だけでなく、OPPシート全体に色をつけることも可能です。

OPPシートのタイプ

OPPシートは、機能や形状によってさまざまなタイプがあります。ここからは、OPPシートのタイプと特長を解説します。

ロールタイプ

ロールタイプとは、30メートルなど、ある程度まとまった長さでロール状になったOPPシートです。必要なときに必要な分だけOPPシートをカットして使用します。
サイズの調整もしやすく、さまざまな場面で使用できるのがメリットです。異なる大きさのものをまとめて包装できるOPPシートを探しているときに向いています。

カットタイプ

カットタイプは、あらかじめ一定の大きさにカットされているOPPシートです。ラッピングする商品が決まっているとき、ある程度大きさが同じものをたくさん包装したいときに向いています。
OPPシートを任意の大きさにカットする手間がないため、必要なときにすぐ使用できるのがメリットです。作業の効率化にもつながるでしょう。

色・柄付きタイプ

印刷の色が載りやすい特長を生かしたタイプのOPPシートです。全体的に色付けがされている、または柄などがデザインされています。商品を華やかに見せたいときや、陳列棚で目立たせたいときなどに向いています。色・柄付きタイプのOPPシートは、ロールタイプとカットタイプの両方あるため、包装したいものや用途に応じて選びましょう。

おすすめ商品

OPPシートを購入する際、どの商品を選んで良いか分からない方は多いかもしれません。幅広い用途に使える、おすすめのOPPシートを紹介します。お店のイメージや個性、包装する商品の形状や見せ方に合わせてお選びください。

オーセロ　OPPシート#20 200×200

あらかじめ200×200ミリサイズにカットされた透明無地のOPPシートです。シフォンケーキやタルトのなどのお菓子を個包装するのにぴったり。包装紙代わりやアイシングやチョコレートなどを入れるコルネ（絞り袋）にも使えます。

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ヘッズ OPPシート OPPロールウェーブ-ブラック(1巻)

700ミリ×20メートル巻のロールタイプのOPPシートです。全体に黒い波上の模様とフランス語の文字が印刷されたエレガントなデザインなので、ギフトや花束などのラッピングにぴったり。包む商品の大きさや形状に合わせて好きなサイズにカットして使用できます。

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福重　保護フィルムシート OPP丸抜きシート 90φ

φ90ミリの大きさに丸抜きされたOPPシートです。バウムクーヘンやロールケーキなど丸形の洋菓子の乾燥防止や側面保護に役立ちます。透明度の高いシートがお菓子のビジュアルを引き立て、並べたときにお菓子同士がくっつくのも防ぎます。

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ヘッズ OPPフィルム/食品対応イエローココットシート-1（100枚）

165×165ミリにカットされたOPPシートです。全体をライトベージュに着色し、片面にブラウンの英字をあしらったナチュラルテイストなデザイン。敷き紙としてココットトレーと組み合わせて使うとケーキに華やかさを演出できます。

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ヘッズ OPPフィルム/食品対応グラットンベアカットロールケーキフィルム-3（200枚）

片面にかわいらしいクマのイラストが印刷された、100×180ミリの大きさのロールケーキ用のOPPシートです。カットしたロールケーキを保護しながら、より楽しくおいしそうに見せてくれます。

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福重 R-80-O ケーキシートツール柄赤オレンジベタバラ出荷

170×170ミリの大きさにあらかじめカットされた鮮やかな色合いのOPPシートです。ケーキカップやココットトレーに敷くだけでおしゃれに。柑橘を思わせるビタミンカラーがケーキを彩り、華やかな印象を添えます。

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まとめ

本記事では、OPPシートの特長やタイプ、おすすめの商品を紹介しました。OPPシートは透明性や耐久性の高さから、食品の包装用途で多く使用されています。また、ロールタイプやカットタイプに加え、透明無地のものから色や柄のある華やかなものまで、バリエーションも豊富。お店のイメージや包装するものに応じて選ぶことで、より魅力的な商品の包装やラッピングが完成するでしょう。