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木のあたたかみを感じる日本伝統の「曲げわっぱ弁当箱」

ここ最近、SNSでも注目の曲げわっぱのお弁当箱が人気です。

おかずが美味しそうに映る、ごはんが冷めても美味しい、木の香りが心地いいなどの声を聞きます。

ひとくちに曲げわっぱといっても、素材や特性を知ることで食材の使用用途が確認できます。

百貨店・専門店等、曲げわっぱで食材を盛り付けて販売されているものは付加価値が高いものが多く見かけます。

今回は、曲げわっぱとはそもそも何なのか、説明とともにどのような商品にマッチするかをご紹介させていただきます。


曲げわっぱ


生キャラメルが入った曲げわっぱ

曲げわっぱとは、スギやヒノキなどの一枚板を曲線に曲げて、継ぎ目を山桜の皮で綴じて作る木製器のこと。

一般的には、お弁用容器や鱒寿司などが知られています。

最近では、お土産用の生キャラメルやスーパ-でも見かけるようになったチーズを入れ差別化商品として販売されています。

食品に限らずギフトなどでも使用されており、レトロの雰囲気が新しく感覚で目を引いています。

今でも神社などで使用するひしゃくや神具もすべて曲げわっぱなのです。

まずは曲げわっぱ人気の由来について触れてみましょう。

冷めてもおいしい

曲げわっぱ一番人気の理由は、ごはんがふっくら冷めてもおいしいということ。

なぜかと言いますとプラスチック容器に詰めたごはんは、時間が経つと蒸れてベタベタとしてきますが、曲げわっぱに入れたごはんはずっと炊きたてのように立っているのです。

その理由として、木は呼吸しているため多湿な夏は水分を吸収し、乾燥する冬は水分を放出する性質があり、湿度を調節する作用があるからです。

ということは、夏はごはんが傷みにくく、冬はごはんが固まりにくくなるから美味しいとの理由からです。

※ウレタン樹脂塗装のわっぱは、木が呼吸しないためプラスチックのお弁当箱同様、調湿作用はありません。

おかずが美味しそうに見える容器

SNSなどにアップされているランチボックス用の曲げわっぱのお弁当は、どれも美味しそうに見えますね。

シンプルな木の色が、どんなおかずにも彩りよく美味しそうに映えるのが人気の理由です。

曲げわっぱは深さがあるので、おかずが立体的に見えて高級な木の器といった感じです。

軽くて丈夫でコンパクト

さらに人気の理由として、曲げわっぱの軽さと丈夫さとコンパクトさです。

木でできているためお弁当箱自体に重みがなく、教科書やノートなど荷物が多い学生さんや、会社員の通勤カバンにもぴったり収まります。

使えば使うほどに木が引き締まって耐久性が生まれます、結果、白木や漆塗りのお弁当箱は、きちんとお手入れすれば、何十年も使うことができます。

使用上の注意

「お弁当も温かいものが食べたい!」って思いますよね。

曲げわっぱは残念ながら、基本的に電子レンジは使用できません。

お店の方も知識と知っておくと便利です。

木の温かなぬくもりを感じる木製ランチボックス

日本の伝統的な「曲げわっぱ」は保温性と通気性に優れ、ご飯が冷めにくく傷みにくいと言われています。

機能面ばかりでなく見栄え的にも、廻りから注目される曲げわっぱです

シンプルなデザインのお弁当箱は、毎日の職場・学校ランチから行楽時のピクニックまで活躍します。

木であっても、コンパクトさがありこれも人気の理由です。

(ご注意)木製品ですので長時間水に浸すなどの行為は本製品が著しく汚損・劣化する恐れがありますのでご注意を願い致します。


曲げわっぱ弁当箱 ナチュラル 一段 FH01W

曲げわっぱ弁当箱 ナチュラル 一段 FH01W


四角長 曲げわっぱ弁当箱 漆 一段 FH09S

四角長 曲げわっぱ弁当箱 漆 一段 FH09S

木製素材のテイクアウト用曲げわっぱ

ファルカタ曲げわっぱ

ファルカタが植林されて販売されている背景には、ファルカタの成長速度が早いという理由があります。

木の成長速度はその木によってそれぞれですが、ファルカタは中でもとても早く、5~7年ほどで伐採されます。

通常は20~30年程度で伐採していますから、ファルカタは極めて速い早生木材で自然の枯渇を招かない環境にやさしくしかも安価な商品です。

ファルカタ丸145-H55 本体【weeco】


ファルカタ丸145-H55 本体【weeco】

成長が早く、土に還りやすいファルカタ材を使用したエコ容器です。

表面にグラシン紙を貼っており耐油・耐水性があります。

高級感があり和洋中の料理やお菓子ギフトでも利用されています。

色彩豊かな手まり寿司やミニちらし、小さなおにぎりを詰めたおしゃれなミニ弁当としてご利用下さい。

※耐油・耐水加工をしていますが、場合により漏れることがあります。

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ファルカタ楕円170-120 本体【weeco】


ファルカタ楕円170-120 本体【weeco】

成長が早く、土に還りやすいファルカタ材を使用したエコ容器です。

表面にグラシン紙を貼っており耐油・耐水性があります。

高級感があり和洋中料理やお菓子ギフトでも利用されています。

小判形状なので、俵型の小型のおにぎりや焼き魚など和風弁当や高級食材のうなぎ弁当等でご使用下さい。

※耐油・耐水加工をしていますが、場合により漏れることがあります。

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経木・ポプラ曲げわっぱ

経木とは木を削った薄い紙状や板状のことで、国産の松材が使われています。

元はお経を書くために使われ、名前の由来となっています。

松材には抗菌・通気性があり、適度に油分もあり古くから食材の包装に使われていました。

使用後の焼却、堆肥化にも優れ環境に優しいエコな包装資材です。

ポプラの木は白色で柔らかい特性があります。

白く明るい色は食材が映え、上品な仕上がりを見せます。

木の素材は食材のジャンル問いませんのでギフト用品として使用できますので万能素材といえます

経木ワッパ2段丸12


経木ワッパ2段丸12

高級感ある白松で作られた経木は、環境に優しい天然素材の容器。

曲げわっぱでは、珍しい2段の丸タイプです。

下段に山菜類のおかずを入れて上段には鳥そぼろごはん。

洋風のアレンジでは、下段にローストビ-フや卵、上段には小さ目クロワッサンなど。

お弁当以外にもギフトパッケージにも多く使用される一品です。

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ポプラワッパ正方12


ポプラの特性は湿気を好み、土質を問わずに成長が早く焼却時の二酸化炭素の排出量もいことから、地球の温暖化抑制にもつながります。

もうひとつの特徴として木自体が白く上品な色合いです。

白に映える、赤のまぐろ丼や中華であればユッケ丼などに。

お弁当はもちろん、お寿司・スイーツやチーズ等を入れるのに最適です。

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紙製素材のテイクアウト用曲げわっぱ

紙製容器

どんぶりと容器と思われがちですが、木製に対して紙製曲げわっぱとも言えます。

大まかな違いは、木製容器はごはん類が主になり、汁物のものには使用できませんが高級感があります。

紙製容器は、ごはん類・スープとも利用できますので汎用性が高い商品ですが、見栄え的には木製容器に劣ります。

ただ木製容器にはない、カラーで演出ができます。

断熱性エンボス紙容器 SMP-565E-2 白無地 本体


断熱性エンボス紙容器 SMP-565E-2 白無地 本体

一般的には、丼容器して流通していますが、これも一種の曲げもの容器です。

木製同様に、環境にやさしい素材です。

滑りにくく持ちやすい、断熱性に優れた紙製どんぶり容器です。

カレーやスープ・麺類などにおすすめです。

別売りで中皿もありますので、本体にごはんと中皿におかずとして分けれます。

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未晒 クラフト カップ 浅型 750mL 本体【weeco】


未晒 クラフト カップ 浅型 750mL 本体【weeco】

クラフト紙のフードカップ、耐油・耐水対応。

惣菜、弁当、スープと多岐にわたってご使用頂けますがレンジ対応は不可です。

洋食ではハンバーグ弁当や焼き肉弁当など、和食ではカツ丼などに。

※蓋は別売り。開閉時の汁漏れにご注意下さい。

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プラスチック素材のテイクアウト用曲げわっぱ

ウッド容器

品名がウッド容器と呼ばれていますが木材は使用していません。

木製の質感を出していますので本物と変わらな雰囲気です。

内装が高級感のある黒や赤などがあり食材にマッチしたカラーが選べます。

容器の種類にもよりますが、電子レンジ対応品もあります。

わっぱ WUかん合-丸150S 身丈


わっぱ WUかん合-丸150S 身丈

定番の丸型ですから、和食ではどんな料理でもマッチします。

チラシ寿司や海鮮丼・鶏わっぱ丼メニューとしてご利用下さい。

電子レンジ対応品。

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WU-407(R) 透明蓋付 わっぱ


WU-407(R) 透明蓋付 わっぱ

小判型のわっぱ風容器。

本物のわっぱと変わらず、洗練されたデザインで盛りつけた食材を上質に演出します。

盛り付けやすい、仕切付で和食のお弁当によくマッチします。

タレなど入った食材でも心配がありません。

電子レンジ対応品。

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まとめ
曲げわっぱの魅力はなんと言っても形状の美しさと木製であれば自然素材です。
プラスチックとは違う温かさですね。
お弁当として使用する場合は「ちょっとおしゃれ」な容器が食材を美味しそうに演出させてくれます。
エコ容器としての利用や二酸化炭素排出削減としても容器スタイルが推奨します。



この記事を書いた人

長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)

長谷川 博俊(はせがわ ひろとし)

2019年折兼に営業職として入社し、名古屋支社に配属。
現場での営業経験を積んだのち、2022年に通販事業部に異動。
通販MDとして容器スタイルの掲載商品数増や、名入れスタイルの顧客対応をしています。
MDとして培った商品知識を生かした記事を執筆していきます。

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